37年にわたり多種多様なクルマの心臓として活躍した Rover V8 エンジンに捧げるトリビュート企画。
最も相性がよかったとされる Rover SD1 を運転しながら、V8 エンジンの歴史や SD1 の特徴などを簡単に説明するリチャード。
ハンドルがどちら側の車種でも対応できるように考えられたボックス型の計器類が今見ても斬新に思えます。
V8 に最後のはなむけをするため、リチャードがやってきたのはスネッタートン・サーキット。ここでレース仕様の SD1 に乗りかえてクラシックカーレースに参加します。ちゃんと名前も入れてもらいました。
サスペンションやブレーキがノーマルの状態でレースに挑んだのはリチャードのみ。そんな不利な条件の下、白の SD1 を追い抜くことを目標にしてベストを尽くします。またまた負けず嫌いが顔を出したリチャード。
一度はライバルを抜かしたものの、コーナーで膨らんでしまい、レースの成績は残念なものになりましたが、この SD1 に載った V8 エンジンはきっとリチャードの熱い走りを楽しんでくれたことと思います。