Top Gear 04-09: Cabriolets

Series 2 Episode 8 に続いて二回目となるコンバーチブル乗り比べ。ジェームズとリチャードが向かったのは、人口一人当たりのコンバーチブル所有台数が国内最低 (2004年収録当時) とされるルイス島 (スコットランド北端) 。歴史と威厳が感じられる景色の中、コンバーチブル 4 車種をレビューします。

Mini Cooper Cabriolet: ジェームズ担当。布製のルーフを採用したが、ボディの剛性を保つために取り付けたバーが 100㎏ もあり、機敏な動きが損なわれた。周りに羊しかいない環境で乗っても何となく気恥ずかしくなるデザイン。

Vauxhall Tigra: リチャード担当。ソフトトップでは最安価格帯に属する。プラスチックを多用した安っぽい内装がリチャードから嫌われるのはいつものこと。こきおろす気満々で試乗したのに、グリップがよく効いてスポーティな走りに魅了されてしまった。誰も座れないほど窮屈な後部座席を無理やりねじ込んで 4 シーターに仕上げる選択肢を潔く捨てたメーカーの合理性にも好感を持った様子。

Mercedes-Benz SLK350: ジェームズ担当。以前リチャードが南アでレビューした SLR McLaren に激似でマッチョなルックスが好きにはなれないとしながらも、高性能のギアボックスや快適性を追求したエアスカーフなどの装備はしっかり評価。ただし、コンバーチブルらしからぬ £37000 という価格は大きなマイナス要素。

Audi S4: リチャード担当。「コンバーチブルはこうあるべき」と彼が考えている原則 (小型・機敏・軽量・お手頃価格) にことごとく反していながら「とっても気に入ったよ」と言わしめた優秀なクルマ。ここまでの気品を感じるクルマは久しくなかったと褒めちぎった。ついついルーフを開けて耳を傾けたくなる力強いエンジン音が特に気に入った様子。

コンバーチブルに試乗するたびに「レシピ」の重要性を強調してきたリチャードが、それを完全に無視して作られた Audi S4 にすっかり惚れ込んでしまうとは…! 感性が理性を大きく上回った状態でクルマを熱く語るリチャードもまた素敵なのでした。