Top Gear 05-04: Pagani Zonda Roadster

今回、リチャードは憧れの存在であるスーパーカー Pagani Zonda のロードスターに試乗します。南仏からアルプスの麓までを駆け抜けながらのレビューは、期待・興奮・陶酔・緊張… さまざまな感情が詰まった傑作になりました。

ソフトトップのクルマ (いわゆるオープンカー) は、剛性不足をカバーするための補強材が多く使われるため、ベースを同じくするハードトップと比べると 100kg 近くも重くなると同時にパフォーマンスも低下するのが一般的。ところが Pagani Zonda Roadster はハードトップから 30kg しか増量しておらず、例えば Lamborghini Murcielago Roadsterと比べた場合には 300kg 近くも軽量に仕上がっている、と早速リチャードが興奮した様子で解説。

そして、ダイレクトに耳に伝わる V12 エンジンの豪快な音もリチャードを魅了します。トンネルで思う存分アクセルを踏み込んで音色に酔いしれるリチャードが「家を売って、このクルマを買って、トンネルの中で暮らしたい」「ダークサイドへようこそ!」と口走る場面は永久保存版。ありとあらゆるクルマに乗ってきたリチャードに「人生観が変わって、新しい人間になりそうだ」とまで言わせる Zonda の底知れぬパワーを想像すると鳥肌が立ちます。

そして、クルマというものに対して大きな夢を抱いて過ごした子供時代の自分をふと思い出したのでしょうか、若い視聴者に向けて「君たちが想像しているとおりの素晴らしさだ」とコメントをするリチャード。クルマの魅力を少しでも多くの人に伝えたいの願う彼の気持ちが溢れていて、思わずジーンとしました。

高速道路で直線の走りを満喫したリチャードはアルプスの麓へ。コーナーだらけの山道でも V12 らしからぬ機敏さを見せる Zonda Roadster。リチャードは「ずっと運転していたい。絶対にやめたくないよ」と強い表現で気持ちを伝えます。

ところが… そんな楽しさに水を差すように小雨が降り始め、ルーフの取り付け作業を始めることに。リチャードは大変そうだけど、彼の美しい手指のアップがたくさん見られてわたしは幸せ (自己中) 。

作業の途中でエンジンがむき出しになった時に「うぅー、エンジン」と囁いたリチャード。たぶん、高性能のエンジンを直視してものすごく興奮したんだと思う。

苦労してルーフを付け終わってみると、あら… さっきまでのグラマラスな魅力が…

「そんなにしょんぼりしないで」と思わず画面に向かって声を掛けたくなるほど、リチャードの後ろ頭が淋しそうに見えます。しゅん。

でも、これは雨の中での走りを検証するよい機会ということで、再び山道を駆け抜け始めるリチャード。555馬力で濡れた路面の急カーブ。「この一台も誰かのハイパーカーになるんだよね。プレッシャーなんてないよ!」と冗談を言いつつも緊張の気配は隠せません。

ところが当の Zonda は至って好調。ほんの一瞬、ヒヤッとする場面があったものの、太いタイヤを履いて濡れたコーナーを走り続けてもパフォーマンスは安定していたようです。Zonda Roadster はマルチな才能を持った優秀なスーパーカーであることが明らかになりました。

このレビューは今後もずっと忘れられないものになりそうです。Porsche、Ferrari、Lamborghini といったクルマを操る時とは別次元の高揚感に包まれているリチャードの表情や語りにすごく興奮させられました。

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