Top Gear 06-04: BMW 320d

今回リチャードが試乗するのは、かつてビジネスマンの間で大いに人気を博した Ford Mondeo にとって代わる存在としてよく売れている 4 ドアセダン BMW 3 Series のディーゼルバージョン。中心的な顧客層であるビジネスマンの往来が一日中絶えない高速道路 M4 を走ります。

モデルチェンジが不評だった 1・5・7 Series と比べると、保守的な印象と言わざるをえない地味な外観。ダッシュボードも直線的なデザインに変わり、リチャードいわく「味気ないことセロリのごとし」。「僕が大好きな Z4 のように 20 年後も人々の記憶に残るクルマ、というわけにはいかないだろう」とコメント。

しかし、マシンとして見ればよくできているという 320d。旧モデルよりパワフル、路面による突き上げが気になるランフラットタイヤ (パンクしても所定速度を守れば一定の距離を走行できるタイヤ) に合わせて開発されたサスペンションによって実現した快適な乗り心地、充実の標準装備、そして BMW のお家芸として絶対に外せないハンドリングのよさには、リチャードも納得できた様子。「4ドア、4人乗り、ディーゼルエンジンのセダンなんて、うんざりするほど退屈なはずなのに、これは違うんだ」と褒めていました。

£10000 も安くて上質な Ford Mondeo よりも多く売れている事実は BMW のバッジが持つブランド力が非常に強いことを物語っていますが、売れ続けることによって希少価値が薄れ、かつての BMW が漂わせていた「特別な存在」としてのオーラが消えてしまったことを、リチャードは残念がっているようでした。