Top Gear 06-08: Convertible Challenge in Iceland

クーペから派生する形で生まれたコンバーチブル 3 車種のうちで最も優秀なものはどれなのかを決めるため、ジェレミー、ジェームズ、リチャードはアイスランドでいくつかの課題に挑みます。美しい景色の中、それぞれどんな走りを見せてくれるのでしょうか。

ジェレミー:Audi TT
リチャード:Nissan 350Z
ジェームズ:Chrysler Crossfire

ジェレミーの TT は、英国で爆発的な売り上げを見せただけあって見た目がおしゃれ。でも、いざ走ってみると加速感がなくて退屈なクルマと判明。ただし、ギアボックスは優等生。

リチャードは 350Z がお気に入り。以前より「ロードスターはシンプルなのがいい」と言っている彼にとっては十分すぎる条件「フロントエンジン、6速マニュアル、リアドライブ」をちゃんと満たしているクルマ。パワーよし、グリップよし、ルックスよし。その上、電動ルーフ、たっぷりの収納スペース、エアバッグ内蔵の電動シートといったスマートな装備も。満足そうに運転するリチャードの横顔が楽しめました。

ジェレミーは試乗を終えたリチャードを捕まえて、ああだこうだと次々に文句をつけます。リチャードはそのうち反論するのもめんどくさくなってこんな感じに (苦笑) アンニュイな感じが色っぽくてよい。

ジェームズの Crossfire はアメリカ製。インテリアが安っぽく、ハンドリングに手応えがないのはいつものこと。とはいえ、クーペに比べればうんとカッコよくなった外観と、安価なわりには快適な走りを持っていて、何となーく気になる存在。

三人がレビューを終え、いよいよチャレンジのスタートです。

1) ドラッグレース

ジェレミーの TT が 4WD の強味を生かして一気にゴールへ。最も大きなパワーはあってもボディが安定しない 350Z のハンドリングに苦しむリチャードの少し先を走るのが、なんとジェームズの Crossfire ではないですか!(失礼) ジェームズも大興奮です。

しかし、リチャードが毎度の負けず嫌いを発揮。ゴール手前でジェームズを抜き去り、2位でゴールします。いたずらっぽい笑みを見せるリチャードに対し、「いつものことだ」 と言いつつ結構悔しそうなジェームズ。二人ともかわいいな。

2) クルマを交換して乗り心地を確認

350 Z に乗ったジェームズはノイズが気になって仕方ない様子。日焼けみたいな微妙なオレンジ色も気に入らないみたい。

リチャードは TT に。ギアボックス以外は面白くない、とバッサリ。火山が噴火でもすればお祭り騒ぎだろうけどね、って… なんてことを言うんですか。

最安値のパーツばかりを使って作られた Crossfire を運転するジェレミー。価格から想像する以上の快適な走りと、外観のよさがお気に召したよう。意外です。

3) ラリー

ラリーが得意な 4WD の TT を担当するのはラリー初体験のジェームズ。砂利で恐ろしいほどよく滑る路面をがんばって走ります。

リチャードは、ジェレミーとジェームズが気に入った Crossfire を駆るものの、ギアボックスもステアリングも気に入らない、とまたしてもバッサリ。心は最初から最後まで 350Z とともに。

そして、さんざんけなしてきた 350Z でラリーコースを爆走するジェレミー。リアドライブながらラリー向けのパワーを持ったクルマ。荒れた路面でも力強い走りです。実はちょっと怖かったみたいで、ゴールしてから失笑していました。

すべてのチャレンジを終えたところで、三人は恒例の座談会を開きます。アイスランドらしく、広々としたスパを眺めながらのビール。

誰に何と言われようとも変わらない 350Z 愛に生きるリチャードが「価格、性能、外観すべてに納得がいくはず」と語るのに対し、ジェームズは「£5000 余分に払ってでも TT に乗りたい」と告白。

ところで、ジェレミーとリチャードが話している横で、ビールを眺めながらぶつぶつ独りごとを言うジェームズのマイペースさが大好きです。

そして、最後にジェレミーが選んだのは… なななんと Crossfire!安くても快適で、乗った瞬間に「これだ」と思ったそう。

というわけで、三者三様の結論が出てしまったため、どれが一番優秀なコンバーチブルかを決めることはできませんでした。

スタジオでは、地に足のついたクルマ選びのアドバイスをする Down to Earth Board が登場。初めからコンバーチブルとして設計されたクルマの中では、どれが最もオススメなのでしょうか?

ジェームズは Porsche Boxter、リチャードは BMW Z4、ジェレミーは Honda S2000 ( TG 03-02 でそれぞれが紹介したコンバーチブルとまったく同じ) を選んだため、またしても結論に至りませんでした。でも三人が楽しそうだったから問題なし!