Top Gear 07-06: Mazda MX-5

発売以来 15 年 (放送当時) 、ロードスターの中では常にトップクラスの人気を誇ってきた Mazda MX-5 がモデルチェンジ。先代より大きく重く生まれ変わったことが吉と出るか、凶と出るか。MX-5 大好きなリチャードがアイルランドで試乗します。

現行モデルより £900 高くなった新型は、その分ボディが大きくなり、エアバッグやトラクションコントロールなどの装備が追加されたものの、重量の増加は 9.5 kg に抑えられたため、MX-5 の持ち味である軽くて機敏な走りは損なわれずに済んだようです。バックミラーを 84g 軽くするなどのこだわりは日本のクルマならではですね。

前後のバランスがとれた重量配分、直観的なステアリング、ギアチェンジそのものが楽しみになるほど気持ちのよい感触のシフトレバーがもたらす「人馬一体」の走りを、起伏と曲線の多いアイルランドの田舎道で満喫するリチャード。開発者が掲げたコンセプトがドライバーに正確に伝わっていますね。

「何かを足す」ことでクルマを進化させるメーカーが圧倒的に多い時代において、あえて「何も足さない」精神を貫くこと。それを目標に掲げた開発者たちが生み出した MX-5 は、その最大の魅力であるシンプルで軽妙な走りを失うことなく、見事な進化を遂げました。

リチャードは「これに比べたら BMW Z4、Porsche Boxter、Mercedes SLK なんて、ずんぐりした不器用なクルマに見えるよ。それでいて価格が倍もするなんて。Mazda を買わない理由がどこにある?」と MX-5 を褒めちぎりました。